飲食店の新たな集客方法でSNSを活用したアプローチがあります。その中でも特に効果的と言われているものが、インスタによる集客です。本記事ではインスタ集客で気をつけるべきポイントを紹介します。
1.なぜインスタは集客につながるのか
なぜインスタ集客は他のSNSに比べて集客効果が高いと言われているのでしょうか。集客効果が高いと言われている理由は何か解説していていきましょう。
1-1.利用する年齢層が幅広い
インスタが利用されている理由として、年齢層が幅広いという特徴があります。全世界のユーザーは10億人以上突破し、年々会員数が増加しています。もちろん、日本でも利用者は増加し、20代〜50代が最も多く利用しています。男女のバランスも均等に利用しているので、多くの利用者へ情報発信が可能です。
インスタを活用すれば、飲食店のターゲットとしている客層に情報を発信することが可能になり、不特定多数の広告に比べ効果的な情報発信が可能になります。
1-2.写真や動画を活用できる
飲食店がインスタでの集客に有利な点として、写真や動画を発信できる点です。飲食店がどのようなメニューを提供し、どのような雰囲気のお店なのかを、写真や動画で投稿することが可能です。
最近では、インスタで活用できる加工アプリなどを活用すれば、雑誌のようなクオリティの高い写真を掲載することも可能です。
魅力的な料理の写真を掲載し、多くのユーザーに見てもらえれば広告以上の集客が期待できる可能性があります。世界中の人が閲覧できるため、観光客がインスタを参照してお店に訪れることも可能です。
1-3.認知度をフォロワーで確認できる
情報発信を継続的におこなっていくと、お店のファンがアカウントをフォローすることがあります。フォロワー数が多ければ、情報を受け取る人たちが多くなり、結果として宣伝につなげることが可能です。
フォロワーが多くなれば、お店の情報を多くの人に届けることができるだけでなく、お店のファンを把握することが可能になるので、フォロワーを適宜確認するようにしましょう。
2.プロフィールの書き方
インスタアカウントを取得し、開設したらプロフィールを作成しましょう。プロフィールを作成する際は、下記のポイントに注意をして作成するようにしてください。
2-1.お店の概要紹介
まずは、お店の名前、住所などを簡単に記載します。概要欄に書く内容が限られているため、記載するポイントを絞って情報を発信しましょう。例えば、お店、住所、どのようなことを発信するのかなど、補足情報を入れておくと良いでしょう。
2-2.ハッシュタグの設定
概要欄の中にハッシュタグを設定しておくと、お店のアカウントを確認した方が情報を追いやすくなります。ハッシュタグは、#○○としたもので、半角の「#」と名前を組み合わせて作成をします。
ハッシュタグはわかりやすいものを設定し、お店の名前などで統一すると良いでしょう。ハッシュタグは一種類だけでなく、例えばお店の名前のハッシュタグと、限定メニューの発信など、さまざまなハッシュタグを設定しておくと良いでしょう。
2-3.ホームページと連携させておく
プロフィールページを作成する際は、必ずお店のホームページと連携させておくようにしましょう。お店のアカウントに興味を持ったユーザーは、どこにお店があるのか、さらに詳しい情報はないかとお店の情報をさらに調査しようとする傾向があります。
ホームページを連携させておけば、インスタで紹介できなかった情報をホームページに掲載することが可能になります。プロフィール欄にURLを貼り付けるだけで設定が可能になるため、ホームページをお持ちのお店はインスタとホームページをリンクさせるようにしましょう。
3.ビジネスプロフィールに設定をする
インスタでは、プロフィールを作成すると、ビジネスアカウントにするかどうかを設定することが可能です。お店の情報をより効果的に発信したいと検討している方は、ビジネスプロフィールに設定し、より精度の高い集客を狙うようにしましょう。ビジネスプロフィールに設定をすると次のような項目をチェックすることが可能になります。
3-1.インサイト
発信している情報が、どのようなユーザーに届いているのかを把握するためのインサイト情報を確認することができます。ここで重要なものが、「インプレッション」と呼ばれる指標です。インプレッションを簡単に説明すると、ユーザーに表示された回数です。
インプレッションが高くなれば、自然とユーザーの目に留まることも多くなるためインプレッションの高い情報は何かを確認し、今後の投稿の参考にするようにしましょう。
3-2.問い合わせが可能になる
ビジネスプロフィールに設定しておけば、お店の電話番号や地図を掲載することが可能です。電話番号を掲載するだけで、投稿を見たユーザーが電話をして問い合わせをすることも可能です。一般アカウントに比べて情報発信も簡単になるので、ビジネスプロフィール設定を検討してみましょう。
4.写真の撮り方
インスタ集客で最も重要なものは、写真撮影の方法です。加工アプリを活用して写真撮影しても良いですが、綺麗な角度で撮影することでより魅力的な写真を撮影することが可能です。
インスタでは、特にしずる感のある写真が求められるので意識して撮影するようにしましょう。
4-1.ライティングに意識をする
料理を撮影する際は、なるべく明るい場所で撮影をするようにしましょう。撮影する際は、影が料理と被らないように撮影することも大切です。
より綺麗な撮影を意識したい方は、レフ板を活用しましょう。レフ板がない場合は白い画用紙などで代用が可能です。写真撮影で発生するフラッシュを反射させるイメージで白い画用紙を設置しましょう。
4-2.ぼかし機能を活用する
ぼかし機能を使い撮影すると、より綺麗な写真撮影が可能です。写真撮影をする際は、ピントを料理に合わせて撮影し、商品を魅力的に引き立たせるようなアプローチで撮影をしてみるようにしましょう。
5.文章の書き方
インスタでは、テキストが最初の35文字だけ表示されます。いくら長文を作成しても、投稿を見た人には、投稿した写真と35文字のテキストが表示されるので、魅力的な文章を検討しましょう。
文章を作成する際に気をつけるべきポイントが改行です。例えば、最初の10文字で改行すると、11文字目以降が表示されなくなってしまいます。35文字をフルに活用したいのであれば、改行を使わずに文章を作成するようにしましょう。
6.ハッシュタグ、ストーリーズの活用の仕方
インスタで多くの人に情報を発信するためには、ハッシュタグやストーリーズです。それぞれを有効活用する方法がどのようなものがあるのかを紹介します。
6-1.ハッシュタグの活用方法
ハッシュタグは、トレンドのハッシュタグを活用して発信する方法があります。トレンドのハッシュタグは多くの人が情報をチェックする可能性があるため、積極的に活用してください。
トレンドを探す方法は、検索画面で知ることができます。トレンドと飲食店の情報を組み合わせてお店の情報発信が可能であれば、積極的におこなうようにしましょう。情報を発信する際は、１つのハッシュタグだけでなく、複数のハッシュタグを活用して投稿するように心がけましょう。
6-2.ストーリーズの活用方法
ストーリーズは、24時間限定で写真や動画を投稿することができる機能で、多くの人が利用している機能です。
24時間後には投稿内容が消えてしまうので、投稿する際は見たユーザーがお得と感じるような情報を発信するようにしましょう。例えば、投稿を見たお客さんには割引サービスや限定商品の提供などが良いでしょう。
ただし、ストーリーズをユーザーが見ない可能性も考えられるので、投稿をする際は決まった時間に投稿するなどの工夫をするようにしてください。
7.他店舗の事例
インスタを活用して集客に成功しているお店が多くあります。一体どのような成功事例があるのか紹介していきましょう。
7-1.サラダ専門店の活用法「サラド」
サラダのデリバリー／テイクアウトを手がける「サラド」は、インスタのプロフィール欄を効果的に活用し、集客に成功しました。
プロフィール欄にどのようなお店なのか情報を記載し、閲覧したユーザーが何のお店なのかを簡単に判別することができるようになっています。もちろん、ビジネスアカウントにも登録をしている、め、ユーザーがすぐに問い合わせができるように設定しています。
7-2.店頭チラシをインスタ仕様で拡散
飲食店の中には、広告で配布したチラシをそのままインスタに投稿しているケースがあります。インスタで投稿するイラストは、「ビジュアル」が重要です。
ビジュアルが魅力的でない投稿は、そもそもユーザーに見られない可能性があります。そこで、アメリカ発のハンバーガー店「SHAKE SHACK」は、魅力的なPOPを掲載し発信し集客に成功しています。
お店のチラシを発信する際は、必ずインスタ仕様に変えて魅力的な情報を発信するようにしましょう。
8.投稿で気を付けること
インスタで情報を発信する際に気をつけなければならないことがあります。統一感のある写真を投稿することです。ユーザーは１つの投稿に興味を持ち、統一感のある投稿をするユーザーに対してフォローする傾向があります。
投稿に統一感がないと、フォロワー数が増えない可能性があります。投稿する際は、どのような情報を発信するのか事前に検討したうえで投稿するようにしましょう。
9.まとめ
飲食店では、従来のチラシだけでなくSNSなどさまざまな集客方法が可能になりました。インスタは特に集客に効果的なアプローチなので、ぜひ活用するようにしましょう。
「飲食店のツナグ」では、飲食店経営者にとってお得な情報を多数発信しています。SNSの運用以外にも、様々な情報を発信しているので、ぜひお店の経営に役立ててください。
